ステップワゴンのコンピューターチューニング開発事例

エピソード
エピソード

熱烈なビーレーシングファンのお客様の熱いラブコールで、ステップワゴンのコンピューターチューニングを開発しました。キッカケはRG3のステップワゴン。K24Aを積んだミニバンが重くて走らないという問題を解消し、お客様からは「出だしが軽快になって坂道の加速が良くなった」と言ってもらうことができました。

1. ステップワゴンのコンピューターチューニング開発前の問題点

重くて走らない

ある程度スピードが乗れば良く走ってくれるが出だしが重くて走らない不満が寄せられていた。

坂道を登るチカラが弱い

家族で荷物を積んだら高速等の坂道を登るチカラが弱いので少しでもどうにかして欲しいと言われていた。

一時停止からのダッシュが無い

交差点で右折を対向車の合間を抜けたいが一時停止からのダッシュが無いので危ない思いをした。

2. ステップワゴンのコンピューターチューニング開発の課題

コンピューターチューニングの前例がなかった

誰もチューニングコンピューターをやってないステップワゴンだった。開発及び販売はRG3から始まりRG1追加。RK5シリーズにi-STOPの追加された。RP3の1.5TURBOが発売され現在、すべて対応してきた。RK5もRP3もRG3からの熱烈なビーレーシングファンのお客様の熱いラブコールから始まり引き継がれた。同じお客様が新型車が発売されると注文して納車されると預けてくれる。とても理解のあるお客様で「ステップワゴンでサーキットを走りたかった」一緒に鈴鹿サーキットのフルコースに筑波サーキットの2000に富士スピードウェイではDRAGレースも体験してもらった。「お客様とミニバンでサーキット遊びした」この話も機会があれば紹介したいですね。

ソフト作成

マイコンを調べて資料を集めてソフトを作ってくれるかも知れない会社に依頼。通信して読み出せてチェックサムを合わせて書き込みたいだけ。それだけでも大変。それなりの予算で製作してもらった。

運悪く2400とRG1の2000では別なソフトになったから倍料金。

今までたくさんのソフトを作ってもらってるから少しはディスカウントしてくれる・・・

けど買うのは僕だけなので本当に申し訳無い感じだった。

マイコンの種類が多すぎる

通信さえ出来れば編集チューニングは得意。16進数の数字の並びを見て?何言ってるんだか分かっちゃう変態改造野郎。

自分で言うのも何だけど得意。(笑

HONDAさんはマイコンの種類多すぎなの。KEIHIN製はルネサスが多いがMATSUSHITAにHITACHIにBOSH等同じエンジンなのに違うマイコンを使うって何よ(笑

3. ビーレーシングのステップワゴン コンピューターチューニングの特徴

こうして完成したのがビーレーシングのBR-ROMです。

BR-ROMとは

自動車エンジン専用コンピューター内部を書き換える事により、 本来持っている潜在的性能を引き出し特性を特殊なセッティングで走りを蘇させるチューニングです。 メーカー車種ごとにコンピューターもデーターも違うのでノーマルの弱点を見極めて「不満な部分を少しでも快適に最適化させる」をモットーに開発、 満足の行くデーターをご提供いたします。

BR-ROMの効果

出だしの加速がよくなる

出だしの加速を少しでもレスポンス良くすることをチューニングした。優しく運転するときの2500回転までを特に軽快に走れるようにして重くて走らないの状態を改善した。

坂道でも力強く加速する

重量が増えた時の踏み込みに合わせてチカラ強く加速してくれる様にコンピューターチューニングした。2500回転から4000回転までを目安に坂道を登るチカラが弱いを克服。

アクセルの遊びを減らしレスポンスが良くなる

アクセルペダルとリンクするコンピューターチューニングを心がけた。アクセルの遊びを減らしダイレクトにリンクさせ一時停止からのダッシュが弱いを改善。対向車の切れ間で右折するのも楽になった。