BR-ROM HONDA CR-Z ZF1 ZF2 ストーリー
HONDAのスポーツハイブリッドCR-Zは今では珍しいエンジンにモーターがアシストするハイブリッド。感覚としてはターボ?スーパーチャージャー?的な存在。
ついでなのでハイブリッドにはどんな種類があるかを軽く説明したいと思う。
①エンジンが主流でモーターがアシストするタイプ。エンジンは止まらない。
②モーターでも走るがエンジンでも走る共存タイプ。エンジンが止まっている場合もある。
③モーターがメインで足らないときにエンジンが始動しアシストする。
④モーターがメインでエンジンは発電機として使っている。
自分の知ってるハイブリッドはこんな種類だと思っている。
CR-Zは①のエンジンはいつも掛かっていて充電された電池からモーターを駆動させてエンジンにアシストするタイプ。
1. CR-Zのコンピューターチューニング開発前の問題点
モーターのアシストが少ない
充電があるのにココぞって時にせっかくのモーターが中々アシストしてくれない。
上り坂や追い越し加速をして最大パワーが欲しいのに全モーターが発揮してくれない。
車両のサイズの割には重ったるい
サイズが小さめなのに乗ると重ったるいのが気になった。もう少し軽快に走ってくれると思った。ある程度スピードが乗れば走るが全体的にもっさりしてるのがどうにかして欲しい。
アクセルのレスポンスが鈍い
空ぶかしでアクセルにエンジンが付いてこない。ワンテンポ遅いのを解消して欲しい。
サーキットのスポーツ走行でライバル車に負けたくない。
2. CR-Zのコンピューターチューニング開発の課題
そして今回のスポーツカーのCR-Zをどうやって楽しく快適に性能を引き出す事が出来るか?チューニングにもイメージが大切。どこをどうクリアすれば満足の行くチューニングが出来るかだ!充電が減ってもココぞ!って所で発揮してくれる事をイメージして出だしのもたつきを減らし軽快にしてやりたい。たくさんの制御に逆らわず良い所を伸ばしてやる事に専念した。
誰もハイブリッドの攻略が出来てなかった
誰も攻略してないフレッシュなハイブリッドのコンピューターチューニング。変態改造マニアはどういう条件でモーターがアシストするかを勉強して探り当てながらBR-ROMの開発を始めた。
どうやって不満な部分をチューニング出来るか努力した
当時も今の同じ手法なのは試乗して「嫌な部分」「不満な部分」「納得の行かない部分」を書き出し「その満足行かない部分」をどれだけ埋める事が出来るかがキーポイントとなる。
第一印象「小さい割には重いかたまり」熊と言うか猪と言うか?大きさの割にはオモリを積んでる感じだった。それを少しでも軽快にパワフルに出来ればCR-Zオーナーは喜んでくれるだろう。
3. ビーレーシングのCR-Zのコンピューターチューニングの特徴
こうして完成したのがビーレーシングのBR-ROMです。
BR-ROMとは
自動車エンジン専用コンピューター内部を書き換える事により、 本来持っている潜在的性能を引き出し特性を特殊なセッティングで走りを蘇させるチューニングです。 メーカー車種ごとにコンピューターもデーターも違うのでノーマルの弱点を見極めて「不満な部分を少しでも快適に最適化させる」をモットーに開発、 満足の行くデーターをご提供いたします。
BR-ROMの効果
CR-Zのもっさり感を改善
初のハイブリッドの攻略が完成した。出だしが機敏になり100キロは軽くなったんじゃないかな?「満足の行かない部分」だった重さを感じるもっさり感を改善。
アクセルレスポンスがアップして軽快
BR-ROM施工後はアクセルの付きが良くなり切れのある空ぶかしが出来るようになる。
それだけでオーナーの満足を得ることも出来たぐらいだ。マニュアルミッション車に取ってアクセルワークがとても重要でレスポンス良く繊細さがあって操る楽しみが出てくる。
CVTの繋がりがアップしてスムーズになった
オートマチック車やCVT車にはクラッチコントロールは無いし半クラッチとかも例える感覚もないが「付いてくるアクセル」が必要とさせる。アクセルペダルを踏んでからオートマやCVTを介して駆動されタイヤが回る。ある遅れがあるのは当たり前だが少しでも反応良く少しでもダイレクトになってくれないかが必ず乗り味となる。
CR-ZはCVTで駆動がつながるのにダイレクト感よりぬるりと粘り滑ってる感で伝達されている。アクセルを踏んでから付いてこない待ってる時間がじれったい感を攻略。
今までより踏んでないのに付いてくるようにチューニング出来た。
サーキットでも効果を発揮した
マニュアル車とCVT車をミニサーキットで走行させてみた。マニュアル車はコーナーの立ち上がりの脱出にアクセルワークでトラクションを掛けるコントロール性がまして楽しく走れる様に変わった。タイムも伴って短縮した。
CTV車はアクセルに足を乗せて合わせて走れる感じに変わった。ダイレクト感が増してフカフカなアクセルペダルが反応してくれるのがよくわかった。